在所探訪

西川町 日本一の「月山」雪国宣言

2020年01月24日

志津方面から見る湯殿山・姥ケ岳・月山(左から)

 

山形県のほぼ中央に位置する人口約5,300人の西川町のシンボルは、出羽三山の月山。近年の月山ジオパーク構想研究によると、月山山麓の姥沢地区が国内でいちばん積雪があり、人々が暮らす地域としては志津地区が国内でいちばん雪が深いことが判明している。2018年では、観測地点のある肘折よりも1m以上も深く、雪不足が伝えられている2020年1月23日現在の積雪量は190cmとなっている。
11月から翌年7月末までの約9カ月間消えることのない月山の雪を、観光や食文化の資源として発信することにした西川町は2019年12月14日、月山スノーシューパークオープニングセレモニーの中で「日本一の雪国」を宣言した。
☆11月から3月末までのスノーシュートレッキングやそり滑り、スノーモービルやバナナボートなどの雪遊び
☆12月から5月までの山岳スキー
☆4月上旬から7月末までのゲレンデスキー
☆5月から6月まで残雪や新緑のブナを巡るトレッキング
☆6月から7月は残雪の中に高山植物が咲き出す雪田植生を楽しむ月山フラワートレッキング
☆カヌーや渓流釣り
以上6項目によるスノーアクティビティなどが観光の柱となっているが、食文化においても特徴的なものがある。その中心となっているのが、新たに登場した山菜料理専門店で提供する山菜料理で、ブナの原生林がもたらす山菜を素材に出羽三山の山岳信仰に育まれた西川町独自のものだ。また、豊富な雪解け水から生まれた地酒、地ワイン、地ビールが加わり、西川町の雪の食文化に彩りを添えている。
西川町は、国内でいちばん長く雪が楽しめる観光地として、日本一の「月山」雪国宣言を、次の日程でさらに発信した。
◇1月31日:第5回やまがた雪フェステイバルオープニング
◇2月21日:雪旅籠の灯り開会式
◇4月17日:月山夏スキーオープニングセレモニー

志津地区

雪旅籠の灯り

雪旅籠の製作

昭和40年代の雪が降り始めた頃の志津地区

志津地区における5m以上の積雪記録

観測地点における全国積雪ランキング

豪雪になると雪の下に掘ったトンネルを通って生活した