お知らせ

山形県酒造組合 クラウドファンディングを開始 2021

2021年11月06日

山形県の酒蔵は、県の統一ブランドとして純米大吟醸酒「山形讃香(やまがたさんが)」を醸造してきた。この「山形讃香」を県産の酒米「雪女神」100%にして最高品質の純米大吟醸酒にリニューアルし、販売網を世界に広げるとともに酒米の開発などを応援するため、県内51の酒蔵が会員となっている山形県酒造組合がクラウドファンディングを開始した。
ご存じのとおり、当県では1984年に県独自の酒米の開発を開始。翌年県産の統一ブランドとして大吟醸「山形讃香」の開発がスタートしている。87年には醸造技術向上と人材育成を目的に、蔵元や醸造責任者、山形工業技術センター職員、農家からなる「山形研鑽会」が発足。94年には11年かけて開発した酒米「出羽燦々」、2005年には「出羽の里」、15年には「雪女神」が完成。その努力が実り、16年には都道府県単位では日本初のGI(地理的表示保護制度)を取得したが、「雪女神」の中でも酒米コンクールで優勝した酒米だけで現在醸造しているのが2022年春に販売予定の純米大吟醸酒「山形讃香」だ。なお、クラウドファンディングで得た資金は次の目的で使用される。
◯返礼品の製造、調達ならびに支援者への発送
◯山形県産日本酒の品質をさらに高めるための技術の向上と新しい酒米の開発
○酒米農家が日本酒の海外での評価を知る機会をつくる
◯全国や海外からの観光客が酒蔵見学できる地域づくり
◯山形県産の日本酒を中心とした食文化の国内や海外に向けての発信
クラウドファンディングの目標金額は150万円で、2021年11月6日現在958,500円の支援があり、12月13日の募集終了まであと37日となっている。詳しくは、
https://camp-fire.jp/projects/view/503329?list=prefecture_yamagata_food_popular
をご覧ください。